【函館】市電乗り放題で巡るゆるっと暇つぶし旅

　函館の街をゆっくり楽しみたいけれど、車移動はちょっと面倒。
そもそも観光だから交通機関しか利用できない・・・。
そんな時におすすめなのが、気軽に使えてコスパも抜群の 「函館市電一日乗車券」 。
市電沿線には観光名所だけでなく、地元の人が日常的に使うショッピングスポットや、
スイーツ店、ちょっとした暇つぶしにぴったりの施設が意外と多く点在しています。

特に「観光地として有名な元町や五稜郭だけで終わるのはもったいない！」という方や、
「車移動のストレスなく、のんびり街歩きをしたい」という人には最適。
市電に揺られて気が向いた駅で降り、近くのお店や施設を楽しんでまた乗る。
そんな“ゆるい”旅こそ、市電乗り放題の醍醐味です。

今回は、その中でも 徒歩15分以内で気軽に立ち寄れる暇つぶしスポット を厳選。
観光と地元感のバランスがちょうどよく、子連れでも、おひとりでも、
短時間の訪問でも楽しめるラインナップとなっています。

※2025年11月時点での情報となりますので、
現在の状況と異なる場合がございます。
最新の情報はネットやお電話にて
必ずご確認いただくようお願いいたします。

函館市電の料金と運行間隔は？

函館市電は 距離制運賃 を採用しており、
12月1日より初乗り（2kmまで）が 250円、4kmまでが 270円、
7kmまでが 290円、7km超が 300円となります。

観光客向けには、「はこだてスペシャルチケット」などもあり、
市電１日券と観光施設で使えるポイントがセットになったものも販売されていますが、
1日乗車券は大人800円、子ども400円となります。
函館駅周辺から端の湯の川までで片道250円、
途中で五稜郭公園に降りたり、また戻りたいなどを含め、
4か所以上乗り降りするなら1日乗車券を購入した方がオトクです。

支払いには、現金（降車時に正確な運賃を払い込む方式）や
交通系ICカード（ICAS nimocaなど）が使えますが、
一日券を購入の場合は市電内又はコンビニや近辺ホテルなど
様々な場所で購入可能ですので、事前に購入したい方は
調べてみると宿泊のホテルで購入できる場合もあるかも。

旦那

今回は、イマジン
ホテル＆リゾート函館に宿泊し、
フロントにて券を購入しました。

妻

2025年12月より運賃改定の為、
今回は600円で購入出来ました！

運行間隔は7～14分間隔、朝夕の混雑時は変動ありますが、
日中は比較的安定して利用できる頻度で運行されていますので
時間を気にして行動しなければ・・・ということはほとんどないでしょう。

函館市電の運行時刻表はこちら（函館市市政ポータルサイト）

各駅の暇つぶしスポット

ここからは駅名と共に暇つぶしスポットを紹介します。
今回は湯の川からスタートして函館どつく前、谷地頭方面とそれぞれ向かいますので
ご参考いただければと思います。

【湯の川】地元感がある「イオン湯川店」でゆるっと時間潰し

　市電の始点でもある湯の川駅から、徒歩約15分のところにある イオン湯川店。
少し駅からは離れていますが、旅行中でも利用しやすいフードコートや雑貨、
ゲームコーナーが揃うため、短時間でも気軽に立ち寄れる便利スポットです。

本屋や100円ショップもあり、ちょっとした買い物や休憩にも最適。
地元スーパーの雰囲気を楽しむのも、市電旅ならではの体験です。

旦那

地元のスーパーという感じです。

モーリーファンタジー湯川店

　私たちがいつも寄るのはモーリーファンタジー湯川店。
広くはないですが、市電で行けるゲームセンターは少ないので、
クレーンゲーム好きや子連れで行くのにおすすめです。

【湯の川】可愛いおみくじやお守り、様々な願いが叶う「湯倉神社」

函館・湯の川温泉街道沿いに佇む湯倉神社は、
温泉発祥の地として古くから信仰されてきた由緒ある神社。
祭神に大己貴神と少彦名神を祀り、温泉や医療、安産、縁結び、
商売繁盛など多彩なご利益で知られています。

境内には、願いを込める「開運小槌」や「神兎（なでうさぎ）」など、様々な開運スポットが！
その他にも釣り竿で釣るユニークな「函館イカすおみくじ」や、可愛い「うさぎおみくじ」など
他にはない個性的なお守りやおみくじが揃っており、旅の記念やお土産にもぴったり。

市電湯の川から徒歩で1～2分とアクセスも良好です。

旦那

神社裏手には参拝者用の駐車場もありました。

妻

神社といえばお賽銭して～という
イメージですが、色々な要素があり、
写真撮影なども含めて楽しめそうな雰囲気でした。

【湯の川温泉】無料で源泉を楽しむ「湯巡り舞台 足湯」

　湯の川温泉のシンボルとなっている 無料の足湯。
市電の目の前というアクセスの良さから、観光客にも人気のスポットで、
足を浸けるだけで身体がじんわり温まり、旅の疲れがふわっと軽くなります。
冬は特に温かさが沁みるおすすめの暇つぶし。

旦那

昔、冬の旅行で
足湯→遊ぶ→足湯
で温まったよね。

妻

そうそう冬は格別だね！
足ふきタオルの持参は必須です。

イルミネーションのような飾りの設置もありましたので、
日中だけでなく、夕方の暗い時間には
また別の雰囲気が楽しめそうな感じでしたよ。

【函館アリーナ前】コープさっぽろ湯川店は駅チカで気軽に遊べる

　駅の目の前にあるコープさっぽろ湯川店。
マクドナルドやファッション市場サンキ、文教堂などが入っており、
ちょっとした休憩やショッピングが出来ます。
ローカルスーパーの品揃えを見るのも観光の一部として楽しいポイントですよ。

文教堂の一部にはクレーンゲームが少しと、ガシャポンのデパートが入っており、
結構な品数でしたので、ガチャガチャ好きは来てみるとわくわくする空間かも！

ファミリーランド市民生協湯の川店

コープさっぽろ湯川店の2階にあるファミリーランド は、
小規模なゲームコーナーや子ども向け遊具がある室内スポット。
駅からも近いので、交通機関での子連れ旅行の“隙間時間”にぴったりです。

旦那

今回訪れたらなんと定休日・・・

妻

事前調査では、定休情報がなかったので、
行ったら定休日のこともあるかも・・・

また、車での利用も可能な施設ですが、注意点としては、
20台ほどが停められる地上平面駐車場は無料、
地下、屋上駐車場はタイムズ駐車場で有料となっており、
コープさっぽろで買い物をすることで一定時間無料で利用可能ですので
駐車券の処理が必要です。

旦那

基本的に地上の駐車場は満員で
並んで待っている車も多くいます。

妻

ゲームコーナー利用では駐車券処理してもらえないので、
買い物レシートが必要となります。

旦那

初回はこの仕組みを知らなかったので、
コープでジュースを1本購入して処理してもらいました。

【競馬場前】夏だけじゃない、観戦も散策もできる「函館競馬場」

市電を降りて徒歩1分の場所にある函館競馬場は、1866年（※開場は1896年）から続く
歴史ある競馬場で、地元住民にも観光客にも人気のスポットです。
芝・ダート両方のコースを備え、夏には賞レースなどの「夏競馬」が開催され、
多くのファンが訪れますが、

場内には、屋根付き観覧席、広いスタンド、子ども向けのキッズコーナー、
さらには馬とのふれあいやポニー乗馬イベントなどがあり、家族や友人と楽しめる仕掛けも充実、
大人だけでなく子ども連れにも優しい施設となっています。

夏に一度行きましたが、家族連れもとても多い印象で、
競馬を楽しまずとも、楽しめるイベントも開催されていました。

旦那

スタンプラリーをしたり、
キッズ縁日もやってたね。

妻

キッズアトラクションでは、
ふわふわドームやエコポニー乗車も！
これらは基本土日開催のようですね。

【五稜郭公園前】買い物・グルメ・図書館の複合施設「シエスタハコダテ」

　函館市民の現代的なライフスタイルを楽しめる複合施設 シエスタハコダテ。
地下には道内5店舗目の出店となる「ロフト」が4月にオープンしていたようで、
ワンフロアですが、それなりの規模の店構えとなっています。

1階には眼鏡屋のJINSやパン屋、スターバックス、
そして1～3階には無印良品、4階にはGスクエアというフリースペースが。
Gスクエアには、函館出身の歌手GLAYの展示スペースがあり、
幅6メートルもある巨大レリーフや1時間毎にGLAYの楽曲が流れる
からくり時計、ギターの展示などもあり、
聖地としても注目されているようです。

旦那

時間毎に流れる曲が決まっているので、
好きな曲に合わせて行くのも良いですね。

妻

無印良品がとても広いので、
めちゃくちゃ暇つぶしに向いてます。

観光の合間に休憩したいときなどの使い勝手の良さが魅力で、
五稜郭タワーに向かう際に利用する駅の目の前なのでセットで回る人も多いです。

駐車場は近隣に提携駐車場があります。
買い物利用で60～90分無料となるようですが、
駐車場により異なるので、車で行く際には、どこに停めるか
事前に決めた方が良さそうです。

【五稜郭公園前】本格的な遊び中心で行くならテキサス函館

　市電「五稜郭公園前」駅から徒歩およそ 8分の場所にある
大型アミューズメント施設 テキサス函館（Texas）。
地上6階建てのビル内には、ゲームセンター「BIGBANG」、
ボウリングの ボウルサンシャイン、カラオケ、居酒屋、
パチンコ＆スロットなど、さまざまな遊びが詰まっています。

我が家がよく行くのは、3階にあるBIG BANG函館。
クレーンゲームやプリクラ、メダルゲーム、アーケードゲームなど
様々な遊びが揃っているので、時間が沢山あって
遊びこみたい！！！という方におすすめです。

旦那

駐車場無料なので時間を気にせず
遊べるのが嬉しいポイント！

妻

今回訪れた際はパチンコ屋のリニューアルの為
駐車場工事などを行っていましたが、入店出来ました！

【新川町】ローカル感たっぷり「はこだて自由市場」と月光仮面の像

　地元の食文化を感じたい人におすすめなのが はこだて自由市場。
鮮魚店が多く並ぶほか、惣菜や海鮮丼も手頃な価格、
観光地より落ち着いたローカル市場ならではの味わい深さが魅力です。

今回食事はしていませんが、市場内は有料予約制の炭火焼コーナーで食事をしている方、
活いか釣りで盛り上がる外国の方などがいました。

徒歩数分で着くはこだてグリーンプラザという広場も近くにあり、
「月光仮面の像」という小さな珍スポットも。
旅の小ネタとして写真に撮る人も増えています。
数分で見れるので、市電旅のアクセントに最適です。

旦那

月光仮面の像の近くには、
小さな公園のような遊具も。

妻

天気の良い日のちょっとした
散歩にもピッタリです。

【函館駅前】キラリス函館でショッピング＆プラネタリウム

　JR函館駅があり、函館の中でも観光地として栄えている函館駅前は
近くに函館朝市などもあり、THE観光も楽しめる場所ではありますが、

今回紹介するのは、JR函館駅目の前に立つ複合商業施設 キラリス函館。
B1には回転ずしとサイゼリヤ、1階にはお土産屋やコンビニ、焼き鳥屋さん、
3、4階には、体験型施設のある「はこだてみらい館」
「はこだてキッズプラザ」も入っています。

雨の日でも安心して過ごせる屋内スポットで、観光客にも人気。
我が家が行ったことがあるのは4階の「はこだてキッズプラザ」で、
当日券は大人100円、子ども300円（6か月未満は無料）と良心的な価格設定。
中は、体を動かして遊べる遊具が多く揃っており、
3歳くらいの時に娘を連れて行きましたが、結構楽しんでいました。
ベビーパークもあるので、小さなお子さんや赤ちゃんでも楽しめるのが
嬉しいポイントですね！！

旦那

今回は雲修繕工事の為
プレイグラウンドが全て閉鎖。
ベビーコーナー、ままごとコーナーのみの利用でした。

妻

その為今回ははこだてみらい館にも入場してみました。

3階にある「はこだてみらい館」は、科学館のような感じで、
娘はロボットのaiboや動物と競争できる映像体験などが楽しかったようです。

「はこだてキッズプラザ」と「はこだてみらい館」には共通券もあり、
大人300円、小学生500円、未就学児300円（6か月未満は無料）と
小学生以上は＋200円くらいでどちらも楽しめます。
小学生と未就学児によって料金が異なることから、
恐らく「はこだてみらい館」は小学生以上向けの施設な気がしますが、
4歳児の娘は「楽しかったー」と満足そうでした。
（はこだてみらい館のみの利用の場合は、小学生以上の当日券で300円です）

【青柳町】函館公園と「こどものくに」でのんびり過ごす

　函館公園は、どの季節でも散歩が楽しい広大な市民公園。
春は桜、夏は噴水広場での水遊び、秋は紅葉、冬は静かな雪景色と、
季節を問わず魅力があります。
公園内には、博物館、動物施設、遊園地があり、
ほとんどが入園料無料です。（博物館のみ一般100円）

「こどものくに」はレトロな遊具が並ぶ小さな遊園地で、
昔ながらの雰囲気が楽しいスポット。
家族連れはもちろん、大人でもどこか懐かしい気持ちになれる場所です。

入園料は無料ですが、乗り物や遊具で遊ぶ際には、1枚350円の切符で乗車可能とのこと。
お得な得々きっぷ（8枚）2500円やフリーパス（1日）2800円もあります。

旦那

むき出しの観覧車など
レトロ感満載でした。

妻

写真スポットなどもあり、
乗り物に乗らなくても楽しめるのが嬉しい♪

動物施設では、ミニチュアホース、ヤギ、オオワシなどが見られ、
無料とは思えないしっかりと見ごたえのある施設でした。
室内にも爬虫類や鳥たちが沢山いました！
晴れた日の子連れ函館にはぴったりな施設ですね。

旦那

こちらにいる動物たちは
保護された動物のようです。

ちなみに駐車場は、公園には車椅子用4台のみで、
付近に博物館駐車場A、函館公園無料駐車場があるので、
そちらを利用するのが良いかも。（8時～19時）

【大町】地元民にもファンが多い「アンジェリックヴォヤージュ」

　函館スイーツの代表格として有名な アンジェリックヴォヤージュ。
特に“賞味期限30分クレープ”やショコラ・ヴォヤージュは
多くのリピーターが通う地元人気スイーツです。

持ち帰りのみですが、ちょっと甘いものが欲しいときに最高。
市電旅の途中で立ち寄るにはぴったりです。

ただし、駐車場はなく、近くの有料駐車場に停めるしかないです。
（1500円以上購入で1時間無料）
ここは市電での訪問がベストな気はします！

旦那

近くで路駐をしている人がいたら
店員さんが注意しに行くくらい
しっかり管理されています。

今回は、ミルフィーユショコラを購入しました！
カスタードやチョコレート、ミルフィーユのようなサクサク生地があり、
食べ応えのあるクレープで大満足でした。
赤レンガ方面に歩いて行ってみましたが、
途中には、旧函館区公会堂や旧イギリス領事館、
八幡坂などを見ながら向かったので、
市電１つ2つ分歩きましたが、あっという間でした！

旦那

食べづらさはありますので、
おしぼりの持参必須です。

妻

娘だけじゃなくて親も
必要だったもんね・・・

【十字街】カネモリブリックラボでワークショップ体験

　ベイエリアのレンガ倉庫付近は、観光地の為沢山の人で溢れていますが、
その建物の中の一つにクリエイティブ空間 カネモリブリックラボという場所があります。
子どもから大人まで楽しめるブロック遊びが出来る施設で、
沢山あるブロックを組み立てて立体的な作品を作るもよし、
壁にあるブロックにくっつけて壁面のように作るもよしです。
これが受付のみで無料で利用出来るので、観光で沢山歩いた家族のほっと一息にもぴったり。
我が家は今回2度目の訪問でしたが、
毎回すぐ入れて快適だし、前回は冬だったので暖まれて良かったですよ。

ベイエリア自体が観光スポットのため、散策とセットで楽しみやすいのも魅力です。

旦那

小さい子用の大きいブロックと
大きい子用の細かいブロックなど
種類があるので年齢差があっても
楽しめます！

妻

娘も「これどうやって使うのかなあ」と
見たことないパーツを見て
使い方を考えていました（笑）

まとめ　市電乗り放題で“のんびり楽しめる暇つぶし”が可能

　函館の市電沿線には、大きな観光地だけでなく、買い物スポットや市場、
スイーツ、室内施設など「ほどよく暇つぶしできる場所」が数多く点在しています。
1日乗車券を使えば、気になる駅で自由に降り、ゆったり散策したり、お店を見て回ったり、
ローカルフードを楽しんだりと、自分のペースで旅を組み立てられます。

車だけでなく、「街を歩いて楽しむ函館」を味わいたい方にこそ、市電乗り放題はぴったり。
今回紹介したスポットはどれも10〜30分の滞在でも満足度が高く、
空いた時間にちょうどよい場所ばかりです。
ぜひ市電を有効活用して、函館時間を楽しんでみてください。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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