アパート暮らしをしていた時には、ウォークインクローゼットに憧れていました。
お洒落なイメージで収納も沢山ありそう!!!そんなイメージをしながらマイホーム計画を
始めて夫婦共々「ウォークインがいいよね~」と満場一致で採用しましたが、
様々なメリットやデメリットがありました。
また、設置場所やレイアウトによっても使い勝手が変わってくると思うので、
これから計画をする、リフォームを考えている方達に
我が家の経験を参考にしてより良いマイホームづくりをして貰えたらなと思います。
はじめに

ウォークインクローゼットの種類
ウォークインクローゼットの種類は以下の4種類に分けられます。
それぞれメリットやデメリットはあります。
ⅰ字型
クローゼット内の左右いずれかに収納スペースがある。
小さなウォークインクローゼットに採用されることが多い。
収納量★★☆☆☆
通路広さ★★★★☆
ⅱ字型
クローゼット内の左右どちらにも収納スペースがある。
出し入れしづらいデッドスペースがない。
収納量★★★★☆
通路広さ★★☆☆☆
コの字型
クローゼット内の左右に加え奥の壁にも収納スペースがある。
奥の左右角はデッドスペースとなるが、最も収納力が高い。
収納量★★★★★
通路広さ★★☆☆☆
L字型
クローゼット内の左右どちらかの壁と奥の壁に収納スペースがある。
小さなウォークインクローゼットの収納を最大化したパターン。
収納量★★★☆☆
通路広さ★★★☆☆
我が家では、ⅱ字型を採用しました。家の造り上給湯器がウォークインクローゼットの
一番奥に設置せざる負えない状況だった為、給湯器以外の左右壁に収納スペースがあります。
扉はいる?いらない?
ウォークインクローゼットにする上でさらに悩むのが扉がいるのかどうかという問題ですよね。
どこに設置するのかにもよると思いますが、我が家は寝室にあり、扉はつけていません。
扉をつけないことによるメリットとしては、通気性が比較的よくなり湿気がこもりづらくなる、
扉の開閉の手間が省けて出入りが楽になることが挙げられます。
反対にデメリットとしては、来客の際にも目隠しすることが出来ない為、
綺麗にしておく必要があるということが挙げられます。
しかし、寝室であれば、ほとんど来客者は入室しない為問題ありません。
扉をつける場合には、引き戸にするのか、折れ戸、開き戸にするのかなど
様々な方法がある為どのパターンが一番使い勝手が良いかや、
扉を開くためのスペースを考慮する必要があります。
ミサワホームで建てた我が家のウォークインクローゼット

パネル工法の為幅が決まっている
ミサワホームは、パネル工法により各場所の幅が決まっています。
大きい収納とその縦半分の大きさの収納のレイアウトが2~3種類程あり、
その中からスペースに合わせて選択します。内容としては、
ハンガーパイプを主としたパターンと、引き出しや棚を組み合わせたパターン等がありました。
我が家はハンガーでの収納をメインにしたいと考えたレイアウトを採用しました。
出来る限りハンガーで洋服を収納することで服の見える化が出来、
必要な服を選択しやすくなったと思います。
また、洗濯後ハンガーに掛けた洋服をそのまま収納出来るというメリットもあります。
引き出しの必要性
我が家ではハンガー収納をメインにしたレイアウトを採用しましたが、
中には引き出しに収納したいもの(靴下やTシャツ、ニット等)もあると想定して、
ハンガーパイプの下に大きい引き出しが付いたもの、
小さな引き出しと棚がついたものをレイアウトに入れました。
結果としては、仕事用のインナーや靴下、Tシャツやタオル、寝間着などを入れる為に
使用出来ており、自分で引き出しを設置する必要はなくレイアウトのままの状態で
使用することが出来ています。ハンガーパイプのみの収納にも憧れがありましたが、
やはり引き出しに入れたいものというのはあるということも踏まえて選択すると良いかもしれません。
布団の収納は難しい
ⅱ字型で左右に収納スペースはありますが、
畳んだ布団を重ねて片づけるようなスペース(幅)はありません。
片付ける方法があるとするならば、布団を圧縮して立てて収納する方法しか
我が家では取ることが出来ない為、布団は別の場所に収納されています。
ⅱ字型は収納スペースが多くありますが、左右のスペース幅は決まっている為
幅以上の物を置くことが出来ないことはデメリットになるかもしれません。
布団もまとめて収納したいという方はコの字やL字型にすることや、
引き出しの位置を変えることで収納は可能かと思いますので、
収納したい物を想像しながらレイアウトすることが必要となるでしょう。
我が家には、押し入れのような収納スペースを設けなかった為
クローゼット内に布団を収納出来なかったことが問題点として挙げられます。
今現在は蔵に押し込むように置いている為出し入れが困難となています。
ウォークインクローゼットの配置と収納方法

生活同線を考えた配置
我が家では、2階の寝室にウォークインクローゼットを採用しましたが、
配置によってはウォークインである意味や使い勝手の悪いクローゼットと
なってしまうと思うので、生活同線を考えることも重要かと思います。
例えば、朝起きて着替えてから食事や仕事の準備を始める人、
食事や準備をしてから出かける前に着替える人など人によってリズムは違いますよね。
寝室にある方が良いのか、玄関近くにある方が良いのかと
各々の生活の流れを考えて配置することで、より効率の良い生活が出来るのではないのでしょうか。
また、それだけでなく家事をする上では洗濯の効率化も重要ですよね。
洗濯機が1階なのに片付けは2階で干す場所もバラバラというのは効率が悪すぎます。
洗濯を終えたあと、そのままクローゼットに片付けられる同線というのも
考える必要があるかと思います。
我が家も洗濯の効率化を目指しており、仕事で使用するYシャツ、インナー、
洋服は乾いたらハンガーのままクローゼットに掛けるようにしています。
毎日使用する物の為いちいち畳まなくとも数日で再度着ることになるものですから。
この方法を導入したことにより、洗濯を畳む手間や時間を随分と短縮出来ています。
衣替えの為の収納方法
夏と冬には我が家も衣替えを行いますが、ほとんどの衣類の位置に変わりはありません。
なぜなら全てハンガーに掛けているからなのですが、収納位置によって衣替えも簡単になります。
我が家のクローゼット内は、左右それぞれ3ブロックずつ区切られていますが、
左右の手前が夫婦の仕事着と私服、真ん中右がスーツ関係、真ん中左が冬物、
一番奥がタオルや寝間着等の収納となっています。
使用頻度が高い物を手前に持ってくることで、片付けるのも準備をするのも
すぐ手に届く場所なので効率が良いです。真ん中にある冬物は、
夏の間、ホームセンターで購入したカバー(ハンガーパイプに掛けた服全てを
1枚で覆うことが出来る物)を掛けて埃が被らないようにし、冬になったらカバーを外すだけです。
Yシャツのみ夏は半袖、冬は長袖になるように入れ替えを行い、
着ていないYシャツはケースに入れてクローゼット内の上の棚に収納しています。
ですから、我が家の衣替えはほぼYシャツの入れ替えのみとなっているためとても楽です。
まとめ
ウォークインクローゼットを採用することを検討している方は、
・どこに設置するのか
・どの形にするのか、スペースはあるのか
・どのような収納方法で何を収納するのか
これらを考えた上で設置をする必要があります。
個人の服の量や生活の流れにもよると思いますが、
出来る限り効率の良い生活を行う為にどのようにしたら良いのかということを
考慮しながらレイアウトすることで将来の自分の生活が変わると思いますので、
我が家の良かった点、悪かった点を参考により良い家づくりを行うことが出来れば幸いです。
最後までご覧いただきありがとうごさいました。