はじめに
こんにちは、皆さんはシンボルツリー・・聞いたことありますか?
一昔前はその様な呼び名ではなく単純に庭木扱いだったと思われます。
実際、祖母に「玄関先の樹木は植えないの?」と言われ
それが「シンボルツリーと言うんだよ」という会話になり
時代と共に住宅の作りも変われば庭木も呼び名や用途に変化が見られますね。
シンボルツリーの意味と必要性

シンボルツリーは家や住んでる人の象徴となる樹木を言います。
タイミングとしては新築・子供の誕生・結婚など記念に合わせて植えられ
家族の健康を見守り樹木と共に成長していく
そんな願いが込められてると言えますね。
我が家もマイホーム計画の際、住宅展示場や一般住宅を見て回りましたが
玄関先にオシャレな木々&ライトアップ!されてるお宅が多かったです。
疲れて帰宅してもホッとする瞬間を感じられる癒し効果もあるでしょう。
シンボルツリーのメリット

第一に樹木があるとオシャレですね。
玄関先に一本あると自然を感じられ選ぶ木によっては
小鳥が来たり癒しの空間を演出してくれます。
落葉樹だと、季節を感じられ「もうすぐ冬支度だねー」と
何気ない会話が生まれる事でしょう。
来客の際にちょっとした目印の役目も果たしてくれます。
実際に実家には30年にもなる桜(八重桜)が開花の時期だけ目印となってます。(笑)
植える種類や場所にもよりますが、目隠しや直射日光を避ける効果も期待できます。
シンボルツリーのデメリット
第一に手入れが必要!!
これは草花木が好きでなければまず無理です。
植えっぱなしで良い植物などありません。
家族の成長と同じく手をかけてあげる必要があります。
ご自身で出来ない場合は造園会社にお願いしましょう。
次にどんな木々も落葉するという事。
落ち葉は厄介ですよねー。
敷地内で収まるなら暇をみて落ち葉回収をしますが
お隣との境界に植えた場合や歩道付近にあると
成長と共に葉っぱの量も増えて風が吹けば隣近所へご迷惑をかけてしまいます。
桜など風が吹けばきれいな桜吹雪が・・しかし綺麗なのは一瞬です。
初めは小さな木々も年数と共に成長し選んだ種類によっては
マイホーム以上の背丈になるものがあるという事。
杉の木やどんぐりの木が2階建ての家を優に越えてジャングル状態では
もはやシンボルツリーではないですよね。
可愛い小鳥達にバードハウスを設置して癒されたとしても
気づけば鳥の糞に悩まされる事も。
当然、虫も付く可能性があります。
我が家が辞めた理由
以上のメリット・デメリット踏まえ、更には実家の庭事情を見てきた私だからこそ
シンボルツリーを辞めました。
理由をいくつかご紹介しますね。
そもそも園芸に興味がない
男性でも草花が好きな方は沢山いらっしゃると思います。
コロナ渦でお部屋生活に癒しを求め、比較的お手入れの簡単な
観葉植物がよく売れてるそうですね。
確かに緑のある生活はリラックス効果もあり良いと思いますが
我が家は夫婦共働きで朝は早く、夜は食事とお風呂、娘との時間、パソコン作業・・
あっという間に就寝です。
これでは室内に限らず植物の手入れまでは無理ですし、草花は無くても困りません。
剪定が出来ない

興味がないので、伸びてきた枝は何処で切るの?咲いた花の後は一体どうすれば・・?
わからない事ばかりでネットで調べればという意見もあるでしょうが、
その時間がもったいないと考えるのが我が家の現状です
落ち葉や花びらが散らかる

秋になれば山や近くの公園などで綺麗に色づく紅葉も
見てるだけなら「わ~キレイだね」で済みますが、
時がくれば大量の落ち葉に悩まされます。
桜も花が散ればピンクのじゅうたんとなりキレイですが、
ほうき・熊手・ブロワーを使って集めても限がない!大変です。
45ℓのゴミ袋がパンパンに・・5~6袋では済まないかも。
実は、我が家の裏のお宅には大きな木があり 何度かリスを見ることも。
娘は喜んでますが秋になると我が家の敷地にも落ち葉が・・・悩みです。
虫が付く
夫婦共々、虫嫌い!!もし育てた樹木に虫なんぞつこうものなら・・
どっちが退治するか夫婦喧嘩 間違いなし。
冬囲いが必要
北海道では雪の重みで枝が折れない様に竹や縄、網などを使って
庭木を囲う必要があります。
秋の晴れた日に作業をしないと寒くて面倒になるそうです。
春にはそれらの道具を収納するスペースも必要です。
以上が我が家のシンボルツリーを辞めた理由です。
ご意見は様々あると思いますが、自分たちで処理しきれない事は
取り入れるべきではないと判断しました。
実際問題、庭木の管理って出来るの?

では、実際に実家ではどの様な作業や道具を使用しているか、
良かった事・悩み・今現在はどうしてるかお話します。
実家は新築の際、祖父が沢山の樹木を造園会社に依頼して植えたそうです。
父は私と同じく興味のない人ですが
祖父も父も職業柄、機械や工具の扱いは慣れてますので
生活スタイルの変化に合わせて庭の形を変えたり、
時には綺麗なしだれ桜も邪魔だ!となれば電動ノコギリで切り
ユンボを借りて土を掘り起こしたり、とにかく落ち着かない庭でした。
祖父は好きで植えたのに剪定を業者に頼むわけでもなく、初めは手入れしたそうですが
そのうちほったらかしになり、祖母と母で管理し太い枝は父が電ノコで切ってました。
最終的にはほとんどの庭木を自力で父と母で排除し、広かった芝生も今では猫の額ほどです。
残ったのはシンボルツリーと言える大きな八重桜とサクランボの木
ツツジやモクレン、キンモクセイと小さな花壇にチューリップやユリにラベンダー
といった感じです。
桜に関しては自力で何とか出来るレベルではないので残しました。
先ほどお話にありましたが、花びら回収と落葉がとんでもなく大変なんですって。
(私は一度も手伝った事はありませ~ん (笑))
風向きによってはご近所さんに相当の花びらが溜まってしまうので
お会いした際には必ずひと声かけてお詫びを申してるそうです。

唯一、残して良かったと思うのがサクランボの木です。
毎年大きめのザルに山盛り収穫でき、甘くて美味しいんです。
小さい頃は私と従弟でどっちが多く収穫するか競ったものです。
それが昨年から娘が収穫参加するようになり、
親子で同じ果樹の収穫体験ができてる事はすごいなーと思い、
これこそがシンボルツリーと呼ぶにふさわしい樹木だと感じました。
できるだけお金をかけず工具や多少の知識の中で
ある程度時間に余裕があり 何より草花・庭作業が好きだからこそ
やってこれたと思います。
もし気が変わって植えるなら

そーですねー・・オシャレな樹木より実家で経験した事から
果樹を植えたいです。娘と収穫し 後に孫と収穫っていいですよね。
毎年のイベントとして楽しみが増えますし、食べて美味しければ喜びも2倍です。
そして北海道を代表する花の一つ「ライラック」も
道民にとっては身近な花でお庭や玄関先でよく見かけるので
シンボルツリーにしたいです。
他に北海道で人気なのが「アオダモ・エゴノキ・ヤマモミジ・コニファー」
などがあります。
特にコニファーは目隠しに最適ですが
どんどん成長するので自分で枝を切ってるうちに形が定まらず
不格好なコニファーになり、結果 放置状態から伐採という話も聞きます。
最後に
見栄えの良いシンボルツリーや庭を維持するにはお金をかけて
専門の業者に依頼する事も必要なことかもしれません。
シンボルツリーに限らず、マイホームを持てばガーデニング・家庭菜園と
やってみたい事は沢山あるでしょうが、本当に自分は管理できるのか、
ご近所への影響はどうなのか、今一度 考えてみましょう。
業者を頼めば済むことと思わず、自分達の出来る事から一歩ずつ進めて
理想のマイホームを築いていきましょう。
最後までお付き合い有り難うございました。 以上 シンボルツリー辞めました!でした。